雑記だよ

日記です。

あっぱれ栃ノ心

横綱日馬富士の暴力問題をきっかけに相撲界揺れに揺れました。その 渦中に行われた初場所ですが、平幕栃ノ心が初優勝を飾って盛況のうちに 幕を閉じました。

 

14日目には優勝を決めていましたが、千秋楽も緩むことなく 力強い相撲で締めくくり、良かったですね。

 

大歓声に包まれた優勝インタビュー に胸が熱くなったファンも多いのではないでしょうか。

 

 

序盤戦

場所が始まった直後始まった直後は、2人の横綱に注目が集まりましたね。稀勢乃里と鶴竜 の復調ぶりが気になりました。

 

稀勢乃里は不安が的中し、1勝5敗でまたも途中 休場。心配です。大横綱白鵬も途中休場し、しらけかけたところですが、鶴竜 が踏ん張りました。

 

横綱らしい圧倒的な相撲で、初日から10個の白星を積み重ね ましたね。 中盤は関脇・御嶽海が7連勝で並走し栃ノ心が一敗で追う展開に、緊張感のある土俵 が続きました。

 

後半戦

しかし、御嶽海が8日目から連敗地獄に陥り、鶴竜も11目からまさかの4連敗。 好調を維持した栃ノ心が抜け出して最後まで逃げ切りました。

 

平幕に優勝をさらわれた 上位陣は、来場所大いに奮起してほしいところです。

 

しかしながら5場所ぶりの皆勤で 不安視された鶴竜は11勝と面目を保ち、栃ノ心にも唯一の黒星をつけたことから、 ひとまず進退問題は払拭できましたね。

 

栃ノ心とは

優勝した栃ノ心は、ジョージア出身。私はずっとアメリカのジョージア州の人と 勘違いしていましたが、東欧のグルジアの方だったのですね。

 

戦乱に疲弊する 国家のイメージを明るくしたいと、日本語の呼称を西欧風に変えて欲しいという 活動が実ったのだそうです。

 

栃ノ心は缶コーヒーのジョージアも好んで飲んで、PRに 役立てたという話も聞きました。

 

角界1,2を争う怪力の持ち主で、入門当初から力任せに相手をねじ伏せる取り口で 出世しましたが、膝を大怪我して一度は幕下下位まで落ちてしまいました。その時に 頭をつけて前まわしをとる技能相撲を覚えたのが幸いしましたね。怪我の功名です。 膝が回復してからはパワー+技で見事復活しました。

 

腐らず辛抱して精進する姿は 立派の一言。31歳と若くはありませんが、大関昇進も夢ではありません。 母国では兵役があるため、帰国して軍事訓練を受けたことが知られています。

 

また、歯科技工士の資格も持っているそうで、意外と器用な人なのかもしれませんね。 遠く離れた故郷で見守る妻子のために働くソルジャー力士、栃ノ心。今後の 活躍を祈ります。