雑記だよ

日記です。

明治神宮野球大会2017

明治神宮野球大会が11月に行われ、大学の部では日体大が37年ぶり2度目、高校の部では明徳義塾高校が36年ぶり2度目の優勝を飾りました。どちらも最初の優勝から長い期間を経て、2度目の栄冠に輝きましたね。

明治神宮大会の特徴

この大会は1970年に大学野球のトーナメント戦として始まり、1973年に高校の部が新設されて今に至っています。どちらも日本一を決める戦いですが、それぞれに特徴があります。

大学の部

代表校は11校です。神宮球場の主催のため、東京6大学と東都6大学は実質的なシード権が与えられ、秋のリーグ戦の優勝校が代表となります。

他の地域では連盟間で代表決定戦が行われます。

今年は中国地区の環太平洋大学が優勝候補の慶応大学を破る波乱がありましたね。そして準優勝チームは星槎道都大。北海道勢としては初の決勝進出の快挙でした。

大学野球の日本一を決めるトーナメント戦は6月にも行われます。全日本大学野球選手権で、全国26連盟の春のリーグの代表校が、東京ドームと神宮球場を舞台に優勝を争います。

こちらの大会の方が出場校も多く、各連盟1代表ずつと平等感も高いので、大学野球連盟は6月の大会を最上位と位置付けているようです。こちらの方は立教大学が優勝しています。

高校の部

高校の部は、長らく8校で争われていました。北海道・東北と中国・四国は隔年でデイ表を決めていたそうです。更に地域ごとに取り組みが異なっていました。県のベスト4位のチームを送ったり、甲子園の出場経験がないチームを代表にしてみたりと、温度差がありました。

しかし今では、各地区大会の秋季大会の優勝校10チームが集うようになりました。この時点での日本一決定戦と呼ぶにふさわしい大会になり、注目度もぐっと上がりましたね。さらに、神宮大会で優勝したチームの所属地域では、春の選抜枠が1つ増設されるという特典が付くようにもなりました。

今年は5校が初出場と、フレッシュな大会になりました。九州代表の創世館高校が甲子園の常連・聖光学院大阪桐蔭に打ち勝って決勝にコマを進めましたね。力強い打撃と多彩な継投策が目を引きましたが、決勝戦では明徳義塾の完封勝ち。馬渕監督の小技を絡めた巧みな試合運びは、さすがと思わせましたね。

高校野球は春夏の甲子園が最高峰ですが、神宮大会出場校もすべて春の選抜に出場します。前哨戦となるこの大会が、春の甲子園の戦いを左右することもよくあることです。明徳義塾を軸にした戦いは、もう始まっていますよ。