雑記だよ

日記です。

V・ファーレン長崎がJ1昇格

長崎のサッカーファンに朗報です。サッカーJ2V・ファーレン長崎が11月11日、リーグ戦2位以内を確定させ、来年度のJ1自動昇格を決めました。昨年は25チーム中15位と低迷したチームの大躍進には、驚きましたね。

これまでの歩み

2004年、当時の有明町(今は島原市に編入)で活動していた有明SCと、国見高校OBを中心に結成された国見FCが統合して、「有明FC」が誕生しました。この有明FCが現チーム名に改名して、2009年、JFLに加盟しました。そして2012年にJFLで初優勝し、翌年からJ2入りが認められました。

2013年、FC時代からチームアドバイザーを努めてきた高木琢也氏が監督に就任2015年には昇格プレーオフに進出するまでに力をつけてきました。

しかし、2016年度には主力選手が大勢退団したこともあり、成績は急降下。さらに2017年2月、日本プロサッカーリーグの監査を受けて経営問題が発覚、給料未払いの可能性まで出てきました。

そこで、高田社長

この窮状に手を差し伸べたのが、筆頭株主のジャパネットです。そう、TV通販で有名なジャパネットタカタです。チームを100%子会社化することで、経営を刷新しました。高田社長の情熱はチームの強力な後押しとなりましたね。

経営問題を解決することでサッカーに集中できる環境を整え、自らTVを通じてPRし、地元ファンの拡大に努めました。これに呼応するようにチームは第4節から連勝して一気に3位に躍進しました。以降大きな連敗がなく、第40節終了時点で3位名古屋、4位福岡と勝点差2の2位。そして讃岐戦に快勝して、2位を確定させたのです。

長崎のサッカー

長崎と言えば、高校サッカーのメッカですね。名将、小嶺監督の動きとともに、島原商業国見高校が全国レベルのチームとなり、総監督に就任した長崎総科大付属も全国大会に出ました。長崎県の人たちにとってサッカーは大きな誇りになっています。プロの世界では長崎の優秀な選手たちは全国に散ってしまい、V・ファーレンには一人しか地元のJリーガーは居ません。しかし、J1昇格とともに彼らが長崎に戻ってくると、盛り上がること請け合いですね。

それに、来年からは鹿島アントラーズ川崎フロンターレセレッソ大阪などの名門チームが長崎にきて試合をすると思うと、ワクワクします。

Jリーグ所属のクラブの規模としては、まだまだ小さな長崎です。入場料と広告料の収入は、トップチームに遥かに及びません。しかし、情熱は人一倍。J1でひと暴れしてほしいですね。