雑記だよ

日記です。

東京マラソン2018>祝日本新記録

2月25日(日)、東京マラソンが行われました。

 

今年は3万5000人のランナーが参加し、曇り空の下東京都内をそれぞれのペースでレースを楽しみました。気温は低めでしたが雨も降らず、まずまずのコンディションでしたね。大きな事故などもなく、つつがなく大会は成功して良かったと思います。

 

 

今年の特徴

東京都庁前ではスタート合図と同時に、紙吹雪がワ~っと綺麗に吹き上がって、盛大な感じがしましたね、観ていて気分が盛り上がりました。今年からコース設定が変更になり、終盤の上り坂が回避され、平坦なコースとなりました。


好記録が期待されましたね。低めの気温も、スピードレースには好条件。ひょっとしたら世界新記録もでるのではないかと思われました。

 

波乱のレース展開

男子では、15キロ地点で優勝候補筆頭のキプサング選手が棄権するという波乱の展開。ケニアのキプサング選手は世界記録保持者で、昨年の東京マラソン優勝者でもあります。2連覇がかかった今回は、レース前の会見で好調を宣言し、世界記録更新を力強く語ったのでしたが。非常に残念な結果ですね。

 

ペースメーカーが離れる30キロ地点で先頭集団に残っていた日本人は井上と設楽選手でした。

 

この時点で日本記録より速いペースで、井上選手の方が元気にレースを引っ張っていました。途中から設楽選手が集団に引き離されたのですが、38キロあたりで再びスイッチが入りましたね。スルスルと井上、キプケテル、キプルトを抜いて2位浮上。色白の設楽選手の走りはしなやかで、力強さをあまり感じないのですが。

 

抜くときのスピード感は抜群でした。さすがにトップのチュンバの背中は遠かったのですが、日本記録更新が現実味を帯びてきてからは沿道から「ゆうた、ゆうた」の大声援。日本記録を16年ぶりに塗り替える好記録で2位フィニッシュ。素晴らしいの一言です。

 

東京オリンピックに向けて

2年後には東京オリンピックが開かれますが、出場に向けての戦いも徐々にヒートアップしてきましたね。12月の福岡国際マラソンでは大迫選手が2時間7分19秒の好タイムで全体の3位に入りましたし、瀬古俊彦氏を中心とする強化は着々と実を結んでいる感がありますね。世界との差は縮まってきています。


代表選考はMGCの一発勝負です。まずはそのレースの出場権を獲得しなければなりませんが、今回は6人が枠に入りました。これからどんな戦いになるのでしょうか?

 

ところで、レース後のインタビューでは、設楽選手の口下手ぶりが微笑ましかったですね。「今後の目標は?」と問われて、「3月までもうレースの予定がありません」との答えには笑いました。疲れていたのでしょうが、オリンピックの表彰台も視野に入ってきたので、受け答えももう少しスマートにキメてほしいですね(笑)。