雑記だよ

日記です。

中国卓球界>日本選手を大会から締め出す

10月4日、世界最高峰ともいわれる卓球の中国スーパーリーグから、突然の通達が来て関係者を驚かせました。日本協会に入った通達の内容は、日本人選手が中国スーパーリーグに参戦することを許可しない、というもの。

参戦を予定していた平野美宇選手(17歳)と石川佳純選手(24歳)は世界最高の舞台で腕を磨く機会を失ったことになります。

同じくスーパーリーグの下部「甲Aリーグ」にも伊藤美誠(16歳)が参戦中ですが、来年からは日本人不可の通知が来ています。関係者は、3年後の東京オリンピック終了までは、中国のリーグに参戦できないとの見通しを立てています。

何故か?

大きな理由の一つが、平野選手の急成長です。昨年スーパーリーグに初参戦した彼女は、ここで揉まれた経験を活かして同年10月のW杯を制し、翌4月のアジア選手権では丁寧を含む中国トップ選手に3連勝して優勝しました。これに驚いた中国サイドは、これ以上日本人が中国を糧に成長し、中国卓球界の脅威になっては都合が悪い・・・と考え出したようです。

福原愛選手他、女子は中国リーグで力をつける傾向にありましたが、まさか優勝までさらわれる程とは思わなかったのでしょうね。東京オリンピックが近いことも影響したようです。

現状の勢力分布

卓球は中国が圧倒的に強い競技です。代表選手に選ばれなかった選手は国外に帰化して代表することも多いですよね。国際大会でも国は違っても人種は中国人同士の対決・・・という状況は頻繁に目にします。そのプライドと独占状態はハンパではなく、事実、10年前までの女子世界ランキングではトップ5を中国が独占し、そのあとも帰化選手、日本人は10位にやっと福原が一人ランクインでした。

しかし最近は事情が変わってきて、今では3人の日本人がトップ10入りしています。 さらに21歳以下のランキングではトップ10入りする選手が日本>中国人です。威信を傷つけられた中国が将来に危機感を抱き、早めに手を打ってきたと考えたくなりますね。

今後は中国選手が日本の大会に出ることを制限するなどの追加の措置を取るかもしれません。

しかし、中国にも平野選手や石川選手のファンは多く、リーグの人気にも影響することが見込まれます。いつまでこの状態が続くかは不透明ですね。

老若男女に愛され、シンプルで根強い人気のピンポンです。国家の思いはさておき、スポーツマンシップに基づき、公平な条件で戦わせてほしいですよね。