雑記だよ

日記です。

東京6大学野球秋のリーグ戦

10月に入り東京6大学野球秋のリーグ戦も佳境に入ってきましたね。 各チーム3-4カードの対戦を終えて、明治・立教・慶応が上位を争う展開です。

そんな中で、個人とチームでそれぞれ大きな出来事があったので取り上げたいと思います。

まず個人記録。慶応大学の主砲・岩見選手が5試合連続ホームランをかっとばし、 広沢選手が保持していたリーグ戦の記録34年ぶりに塗り替えました。

岩見選手と言えば身長187cm体重108kgの巨体から繰り出されるパワフルな打撃が魅力ですね。 バットの芯に当たるとピンポン玉のように打球が彼方へ飛んでいきます。

比叡山高校時代は甲子園出場がなく、無名に近い存在でしたが、1浪して入学した慶応大学でその才能が開花しました。

最終学年となった今シーズンだけで6本のホームランを放ち、大学通算でも20本の大台に乗せました。これは歴代3位の記録です。 憧れのロッド選手と同じ背番号をつけて打ちまくる姿は、頼もしい限りですね。

ユニバーシアードの代表にも選出され、プロにも注目されています。体はずんぐりしていますが表情は優しい岩見選手。 プロ球界に入れば人気者間違いなしです。今後の去就が楽しみな選手ですね。

チームとしては、東京大学が法政大学に連勝し、勝ち点を挙げました。 同チームにとって勝ち点奪取は20年ぶりの出来事です。 負けなし2連勝での勝ち点となると、直近の記録は実に25年前まで遡ります。

1昨年にはあわや100連敗かとも危惧された(94連敗で何とかとまりましたが)東大野球部です。 現役時代はその連敗記録を止めることができなかった浜田監督の執念と強化策が実りましたね。 元プロの田尾氏や桑田氏をコーチに招いたり、1日5000カロリーの食事を必須とした体力強化策を打ち出すなど、 長期間かけて取り組んだ強化策が、ついに実を結びました。

立役者は最速150キロの速球を投げ込む左腕・宮台投手と、183センチ98キロのマッチョな主砲・田口選手。 宮台投手が凡打の山を築き、田口選手が力強く得点する光景は、ひ弱さが目立つ東大野球部のかつての姿とは全く別物です。

その他の投手たちも確実に進化しており、投手の大半は130キロ台の直球を投げ込み、 チーム本塁打はこの秋だけで7本も記録しています。逞しい集団となりました。勝ち点の次は、25年ぶりの最下位脱出を狙います。

早稲田大学の斉藤祐樹投手が卒業したあと、最近人気がもう一つの東京6大学野球ですが、 彼らの活躍で再び盛り上がってほしいですね。